猫ブリーダー経由で子猫を飼うときの餌は何がいいのでしょうか。なかなか食べてくれない。そんな悩みもあるでしょう。猫を初めて飼う飼い主には多い悩みです。子猫は、ミルクの時期が終わると離乳食が始まります。子猫も好みがあるので好きなタイプの餌を選んで与えてあげましょう。
猫ブリーダーから子猫を引き継ぐ場合は、猫ブリーダーがあげていた今までの餌を引き継ぐということもあるでしょう。猫ブリーダーに興味がある方、これから猫を飼おうと考えている方に、今回は、猫ブリーダーから子猫を引き継ぐ場合に注目し、餌についての情報を紹介します。どういう餌がいいのか、意識することで猫の健康管理につながります。把握しておきましょう。
1.子猫用と成猫用の餌について
子猫用の餌ですが、食べやすく小さく出来ています。また、子猫用の餌の場合は、成長期に摂取するべき必要な栄養が含まれて高カロリーです。成長期にきちんと栄養を取ることは、丈夫な体に成長するといわれています。1歳を迎えるまでの成長期は、子猫用の餌がおすすめです。
なお、子猫用の餌はドライフードのほかに、パウチや缶詰が販売されています。初めて与える場合には便が緩くなってしまうことがあるため、ゆっくりと切り替えするなど、工夫をしましょう。
2.ブリーダーから引き継ぐときの餌について
食環境を整えることは、猫にとって大事なことです。猫も最初は新しい環境でストレスを感じることもあります。できるだけ今までの環境に近い状態で引き継ぐことも必要です。徐々に変えていくのがおすすめです。
2-1.重めで大きめのフードボール
最近は、デザインも豊富なフードボールが販売されていますが、実用面からすると、重めの陶器やステンレス製のものがいいでしょう。ブリーダーが使用しているものと同じものか近いものでもいいでしょう。軽いプラスチック製のものは、汚れやすくひっくり返ってしまいます。
大きさは、成猫の大きさに合わせて選ぶと、最初から同じ器を使用することができるため、しつけにもつながります。子猫用に小さな器を用意する必要はありません。
2-2.餌(キャットフード)について
ブリーダーから引き継いだ時に、急に違う餌を与えてしまうとお腹を壊してしまいます。可能であるなら最初はブリーダーと同じ餌を与えることで、健康を管理しましょう。変更する場合は、新しい餌を少しずつ混ぜていき、だんだんとその割合を増やしていくようにするといいでしょう。なお、餌は必ずその月齢にあったものを選んでください。メーカーによって与える量が異なりますので必ず確認し、ブリーダーにも相談してみましょう。
3.猫ブリーダーに相談しよう
猫は環境が変わってから、食欲不振・よだれ・体重減少・下痢などが見られる場合もあります。ストレスが影響する場合もあるでしょう。そのようなときには、今まで飼育していたブリーダーに相談できるように事前にお願いしておくのもひとつの手段です。猫を飼うのは簡単なことではないので、急なハプニングやトラブルもよくありますが、あわてずに対応していきましょう。
譲渡後も気軽に相談できるブリーダーを選ぶことも必要です。ブリーダーは育てている猫種の特徴に詳しい知識を持っています。経験豊富な良いブリーダーなら、飼い主の目線にあわせて悩みに対しても柔軟に対応するでしょう。些細なことでも遠慮せずに相談することがポイントです。
4.猫ブリーダーの餌
良いブリーダーはその猫種のことならとにかく詳しく、整った環境で育てているため、子猫も健康優良児です。良い猫ブリーダーは、いわば猫の専門家で、猫に関する知識が豊富なので、ブリーダーが使用している餌や、すすめる餌を続けてみましょう。
コストの問題で新しい飼い主がその餌で続けていくことに無理がある場合は、新しい餌に徐々に切り替えます。猫に対する価値観はそれぞれです。飼い主が餌の内容に納得しているものをあげましょう。ブリーダーと違う他の餌を与えていけないことはありません。
5.まとめ
子猫の餌についての情報を紹介してきました。子猫はお腹も弱いので餌はきちんと管理しながら、毎日適切な量の餌を与えるようにしましょう。猫は1歳から成猫です。1歳を過ぎたころから1日のカロリー消費が落ち着いてきます。
健康維持のためにも体重管理をしっかりとしていきましょう。猫に餌を与えるときに、ただ与えているのではなく、知識を持って世話をすることで、猫の健康をより一層サポートすることができます。餌の選び方も工夫しながら楽しんで世話をしていきましょう。
猫ブリーダーから子猫を引き継ぐ場合は、今までの世話の仕方をしっかりと引き継ぐことが大切です。特に餌については飼い主の自由でいいですが、その餌を食べて育った猫には、当初は同じ餌を与えるのが無難でしょう。猫は環境の変化が苦手な生き物です。良心的なブリーダーなら餌もそれなりの品質のものを与えているので、餌選びの参考にしてみましょう。