猫ブリーダーコラム

猫の悪質なブリーダーの見分け方!よいブリーダーを探す方法など解説

悪質なブリーダーは猫を商品としてみるので、育成環境が悪く、猫にとっても不幸せです。悪質なブリーダーなのかよいブリーダーなのかを見分けたいなら、以下にご紹介するポイントを押さえてください。悪質なブリーダーを増やさないためにも、そのブリーダーからは買わないという選択をしましょう。

1.悪質なブリーダーに騙されないために!

ブリーダーから猫を買うときには、悪質なブリーダーがいるので注意が必要です。猫や犬などのペットは、家族のような存在です。そんな家族同然の猫が物として扱われ、劣悪な環境下で育てられているとしたら、よいイメージを持たないでしょう。

悪質なブリーダーを増やさないためにも、これ以上かわいそうな猫を増やさない=猫を買わないという選択が必要です。

1-1.見学をさせてもらう

悪質なブリーダーを見分けるためには、電話で問い合わせして飼育施設の見学をさせてもらいましょう。見学を渋るようなら、衛生環境が悪いか人に見せられない状況になっていることがほとんどです。

動物愛護法では、猫の販売には「現場確認」と「対面説明」が義務として課せられます。見学をさせないブリーダーは悪質なので避けましょう。

1-2.生後何日かをチェック

生後間もなく売りに出される場合、親猫から教育を受けられず、社会性(攻撃的になるなど)が欠如している可能性大です。また「動物愛護法」では、生後45日以下の子猫を販売することは禁止されています。

子猫を好む方は多いですが、あまりに小さすぎる猫を買うのは違法なので気をつけましょう。

1-3.予防注射を受けているかどうか

猫や犬は、生後2か月くらいで予防接種を受けなければなりません。もし予防接種の証明書がない場合は、悪徳業者の可能性大です。予防接種は本来獣医にお願いして受けるものです。ブリーダーが悪質であれば「証明書を紛失した」などと言ってくるので注意してください。

2.よいブリーダーを探す方法

猫を初めて飼う場合はとくに、気に入った猫の種類を考える方も多いでしょう。よいブリーダーに出会いたいなら、以下のポイントを確認してください。

2-1.繁殖歴が長い

よいブリーダーを探すなら、特定の品種の猫をどの程度繁殖させているか確認します。特定の品種の猫を長期間繁殖させているなら、よいブリーダーです。悪徳業者の場合、流行に合わせて繁殖させる猫の種類を変えているので、こちらでも見分けがつきます。

何種類もの猫を育てることは大変ですが、悪徳ブリーダーはケアを疎かにしてとにかく種類を増やします。多すぎる品種の猫が揃うブリーダーには注意しましょう。

2-2.繁殖後の猫の状態を確認

よいブリーダーは、猫を物として扱わずに愛情を注いで育てます。猫を買うなら、老後の猫の状態も確認しておきましょう。飼育歴が長い猫の状態を見れば、衛生環境やどれくらい大切に育てているかがわかります。

2-3.購入時の説明の仕方

ブリーダーは本来、猫の扱いの専門家です。猫に関して詳しくよいブリーダーは、メリットだけでなくデメリットも伝えてくれます。悪徳かどうかを見分けたいなら、猫について質問してみて、病気のかかりやすさなどを教えてくれるブリーダーを選びましょう。

2-4.動物取扱業の認可を受けている

猫などの動物を販売するには「動物取扱業」の許可が必要です。許可を得ているブリーダーは届け出の際に管理番号が発行されるので、そちらを確認して見極めましょう。番号が見当たらないようなら、許可を得ていない悪徳ブリーダーの可能性大です。

3.ブリーダーから猫を買うメリットは?

ペットショップではなくブリーダーから猫を買う人は多いですが、理由はメリットがあるからです。どんなメリットがあるのか、以下に見ていきましょう。

3-1.料金が安い

ブリーダーから直接猫を買う場合は、ペットショップよりも料金が安く設定されていることがほとんどです。血統書付きの猫を買いたい場合やすでに飼いたい猫の種類を決めているのであれば、ブリーダーから買いましょう。

3-2.ブリーダーが猫に詳しい

ブリーダーは猫に関する専門家なので、育て方や病気などの知識も豊富です。特定の猫に関しての知識も多くあるので、ペットショップよりも濃い情報が手に入ります。ブリーダーならではの専門知識が手に入るのも、ブリーダーから買うメリットです。

3-3.猫がなつきやすくなる

多くのブリーダーの元では、猫を集団生活させているので社会性が身についていると言われます。社会性がある猫は、攻撃的にならず人にもなつきやすいです。ほかの猫とのケンカも少ないので、ペットショップよりもより人懐っこい猫が手に入ります。

3-4.健康状態が良い

ペットショップの猫は流通経路を経てショップに入るのが普通で、流通先で風邪などの病気にかかる場合があります。その点ブリーダーから猫を買う場合は、そもそも流通しないため、病気にかかっている可能性が低いのもメリットです。

4.悪質なブリーダーの現状とは

悪質なブリーダーは利益を優先させるので、猫の健康状態や飼育環境には気を配りません。猫を物として扱い、人間に例えると奴隷のような扱いをするブリーダーも多くいます。小さなケージに閉じ込める、散歩などをさせない、繁殖ができないメスは即殺処分など、人間に当てはめるとひどさもわかるでしょう。

不衛生な環境で飼育されることで、感染症の危険性も無視できません。悪質なブリーダーを見つけたら、動物愛護センターや動物愛護団体に連絡しましょう。くれぐれも悪質なブリーダーからは猫を買ってはいけません。

5.まとめ

猫の悪質なブリーダーの見分け方やよいブリーダーの探し方など、疑問が少しでも解消されれば幸いです。悪質なブリーダーは猫を物としてみるので、人間に例えれば非人道的な扱いをします。悪質なブリーダーを増やさないためにも、犯罪であることを理解したうえで、買わない選択が必要です。

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